こんにちは!
近々退職する、せりレアです!
今回は転職についての考え方を書いていこうと思います。
あと1ヶ月程で、約15年頑張ってきた理学療法士を完全に引退します。→ 結局、訪看で働く事にしました。
「退職を伝え激怒された時の事」についてはこちらの記事をご覧ください。
これで転職回数4回目となります。
履歴書の欄が増えると不利だという人もいますが、私は全く気にしない。そんな事で私を判断する人の所では働きません。
昨日まであんなに元気だったのに
先日、元気にリハビリに来られていた利用者さんが亡くなられました。
もともと、認知症もあり徘徊される方。
「今日はリハビリに行かんば!」と思い外に出たらしく、後で警察に発見されたそう。
昨日まであんなに元気だったのに。。。
つくづく「リハビリ」って何のためにするのか??と考えさせられました。
認知症の方々は「リハビリの必要性」についてはなかなか理解ができない方もいます。
「何でこがん事(こんな事)させられると?!」と激怒されたり、
「こがん(こんな)扱い受けて、バカにしないで!!!」と罵られたり。
こちらとしては「リハビリの必要性」があると判断していても、伝わらない事も多々あります。。。
病院とデイケアが提携している会社では、
病院側やケアマネジャーから家族へリハビリの必要性を説明し介護保険を申請させて、外来からデイケアへ移行させるという流れもあります。
本人にとっては、家でゆっくりする事が楽しみな人もいるだろうし、今まで十分働いてきたかたゆっくりしたい人もいるだろうし。
一応(利用者)本人も同席はするが、理解ができないだろうから家族へ説明し移行となる形も少なくありません。
家族としては、少し休める時間ができるので良い面も、もちろんあります。
利用者本人にとってはどうなんだろうか??
理学療法士の役割と葛藤
リハビリ職の役割は「QOLの向上」「機能の回復」などがあります。
私自身は大きな病気や怪我をした事はありませんが、仕事の役割は十分理解して勤めてきたつもりです。
整形外科(外来・入院)、高齢者施設、通所系サービスといろんな場所で勤務してきましたが、
理学療法士として「もうこれ以上、私はリハビリをさせる事が心苦しい」と思うようになってしまいました。
私達(提供する側)の意図するリハビリと本人のリハビリの認識の食い違いや、
そもそもリハビリの必要性を理解できていない人もいるし、
死ぬまで元気でいなければいけないという謎の執着心みたいな部分も、医療者側の単なる押し付けなんじゃないかと感じるようになってきました。
もちろん「ピンピンころり」と逝ければ理想的ですが、全員がそうしたい!と思っているわけでもなく、ただの押し付けです。
私自身もそうですが、自分が逆側に立った時(通所リハビリや入所する事になった時)その場所でリハビリを受けたいかというと、絶対に嫌。
どれだけ身体機能が低下していても認知面がしっかりしている人には、通所や外来はすすめない。
元医者が通所に通っているとか入所しているケースを今まで見た事がありません。
経営はするが、自分自身は「入所したくない」「利用したくない」があるのかもしれません。本人達から本音を聞いたことがないのでわかりませんが…
ある大学の先生が癌の宣告とヘルニアを同時に発症し、リハビリが必要と判断されました。
体の状態とは裏腹に、大学での講義などもまだまだ任されている。そこで「訪問リハビリ」がスタート。
外来に来る事はできるが待ち時間があるとか、通所も勧められるが本人には合わないだろうとの事で「訪問」の判断となったケースもあります。もっと訪問リハビリが必要な方々はたくさんいらっしゃいます。
そんな中、医師が必要と判断すれば私達リハビリ職は自宅へ訪問しリハビリを提供するのです。
全員に、同意が必要かというとそうとも言い切れないのも、もちろんわかります。
その利用者と暮らす家族の体の事も考えてといったケースもあるし、施設に入所するまでの期間限定でというケースもある。
なにより、医師の指示のもとで働く理学療法士としては「医師の指示を無視してはいけない」というのが原則でしょう。
私が限界にきてしまったのは、
病院の利益を考えてのリハビリ回数の提案や90歳を超える高齢者が増加し、嫌がる方々を無理やりリハビリさせる事ができなくなったのです。
医師の指示も聞かない、病院の利益も下がる理学療法士は必要ありません。私が医師でも、そう判断すると思います。
だから、退職することにしたのです。
国家資格を手放すことについて
「私にはそんなすごい資格ないから〜。羨ましいです〜」と無資格の方々からはよく言われる事です。
有資格者としては「そんな事は何の関係もないでしょ?」と思います。
それは、それぞれの目標設定も違うし「成功」の基準も違うから。
ある人は資格を取ったから「成功だ!」という人もいるだろうし、
ある人はありがとうと言われる事が「成功だ!」という人もいるでしょう。
ある人は独立したから「成功だ!」という人もいるだろうし、
ある人は月◯◯桁稼げるようになったから「成功だ!」という人もいる。
私にとって「国家資格を手放す事」は何でもないこと。
心も体もボロボロで定年まで働き続けるよりも、少し収入は下がっても毎日ワクワク楽しく過ごしたい!が優先だから。
資格を手放すと「もったいない」とよく言われます。
私はその意味がよくわからないので、そういう人に逆に思う事は「時間がもったいない」です。
医療職を目指す人には、
人の役に立ちたい!あの時◯◯◯さんに多助けてもらったように私もそうなりたい!母のように父のように同じ医療職を目指したいという人もいるかもしれません。
実際に現場で働いてみると「思ってたのと違う。。。。」って事はよくある話。
その時に切り替えれば良いだけなのに「せっかく取った資格を手放すのはもったいない」と思ってしまう。
私自身は病院で働きながら夜間の専門学校に通い取得した資格でした。奨学金を返すのに10年以上かかりました。
母は「もったいない」と言いますが、これだけ頑張って取った資格で心も体もボロボロになってまで、続ける仕事ではないと自分で判断したのです。
親でも自分以外は他人です。自分の事は自分にしかわかりません。
逆に、「親に大金を出してもらったから。。。」という人もいるかもしれませんが、自分の人生ですから自分で決めて良いと私は思います。
あなたの代わりに、親がリハビリ業務をしてくれるわけでもないし、同じ環境やあなたと全く同じように働く事はできません。
永遠にあなたの気持ちを理解することはできないと思います。
次の仕事を探しているけど、、、
やっぱり15年という時間はなかなか長い時間だと思う。
次の仕事を探そうにも「私にできるんだろうか」とか「また別の所だったら理学療法士として続けられるんじゃないか」と悩みも多いものです。。。
私は自己分析をするのが1つの趣味です。
自分で誕生日を元に「才能鑑定」もするし、
八木仁平さんの「自己理解」
ストレングスファインダーの「さあ、才能(自分)に目覚めよう」
小田桐あさぎさんの「魅力タイプ」
才能が9割という本で「自分を深堀り」したりもしました。
医療職を続けるとなるとまた経営とリハビリの間で「葛藤」するだろうし、
健康オタクなので「コンビニ」でも売り上げに貢献もできない。
一応、オリエンタルクレイインストラクターだけど「資格の必要性」を伝える事ができないし、
物販で在庫を抱え、途方に暮れたのでそれも伝えきれない。
結果、借金返済を早急に完了してから、
「安心して笑顔になれる人を増やせるお手伝い」をコソコソやれれば最高だな♡って所に行きつきました。
ってことで、まずは借金返済のために何をするか??なんですが、
私の場合はとにかく「直感」で行動していこうかなと思います。(←自己分析しているので自信あり!!だと思う)
どんな経営者も「成功するモノ・コト」ってわからないらしい。
それは、成功するまでやるからなんです。
凡人は「何で成功できるのか?」「どんなコトをすれば成功できるのか?」って視点からスタートするから、
あれもダメだったこれもダメだったってなるんだって。
でも、「これだ!これを続けていくんだ!」って決めても、最初から大金かけてしまったら続けられなくなる事もあって…
それを副業を通して教えてもらった。
個人事業主になれば何か変わるかというと、仕事が増えただけ。
資格を取ったから何か変わったかというと、比較する人が増えただけ。
これも経験したから気づけたことで、私の場合は3年っていう時間とと700万借金しないと気づかなかったって話。
それが短い人もいれば、借金せずにできる人もいると思う。
できない自分を認めるのはなかなか辛いけど、そこからまた始めればいいと思えるようになりました。
エジソンだったかな?
「失敗ではない、うまく行かない1万通りの方法を発見したんだ!!」って。
とはいえ、時間の制限もあるから、なるべく最短でいきたいよね!♡笑
ではでは♡