こんにちは、ハイブリットセラピストの本山めぐです!
最近はAIやオンラインでなんでも便利になってきましたね。
もうこの便利なツールがなくなる時代は来ないでしょう。
どんな時代も変化していくので、この仕事だったら一生安泰なんて仕事はありませんね。
「安定は衰退」の意味がようやくわかってきた気がします。
今回は
「スタンフォード式 Chat GPT活用法セミナー」に参加させていただきました。
結論から言うと、
英語入力が必要なツールであるが、
どんどん改善が進んでいるため躊躇している時間はないとの事。
たった2日間でしたが、スタンフォード大学の星校長がわかりやすーく教えてくださいましたよ!
目次
講義は大きく5つ
・入門
・メカニズム
・考え方
・使い方
・哲学
この5つに分けて講義がありましたが、
入門編は個人でちゃっちゃと調べて、まずは使ってみてとの事でさらと終了。
メカニズムからがっつり、わかりやすく学べました。
Chat GPT〜入門編〜
そもそもChat GPTとは…
Chat(チャット)とは、文章のやりとりの事
GPTはAI、人工知能の事です。
つまり、人工知能と文章のやりとりをするツールって事です。(簡単に)
では、なぜ今こんなに注目を浴びているのか?と言うと、
性能が桁違いになっているからなんですって。
ここはさらっとね!笑自分でも調べてみましょう!
Chat GPT〜メカニズム〜
続いてメカニズムにいきますが、先ほどはGPTをAIでまとめて、
人工知能と説明しました。
GPTの正式名称は
「Generative Pre-trained Transformer」となります。
Generative:生成
Pre-trained:前もってトレーニング
Transformer:変換する
日本語で簡単に言うと「前もってトレーニングされた言語などを生成するAI」
世界中の書籍やネット上の情報などと人間からのトレーニングによって、
AIが最適な答えに変換してくれます。
この前提となるツールがLLMと言われる「大規模言語モデル」。
これは大きく2つのポイントがあります。
・関連性
・重要性
関連性とは、
例えば「夕食はなし」という文章には、無しと梨があるとします。(日本語は特に難しい)
日本人は、夕食という言葉が前提にあるので大概「無し」の方だと推測できますが、
AIには判別が難しい。。。
たくさんの情報の中に「夕食は梨」という情報が1つでも入っていれば、
「梨」と回答する事もあるという事です。
次に重要性。
「今日の天気は晴れ」という文章があった時に、
単語間の「の」や「は」が無くても
「今日」「天気」「晴れ」などの単語だけでも伝わりますよね?
逆に、「の」や「は」だけでは伝わらない。
このように、重要性の高い物をセレクトしてAIが回答するという事があります。
ちなみにどれくらいの量の情報から絞り出すのかと言うと、
パラメーターは175億個(メモリー約800GB分)。
これは書籍では1000万冊以上、40の言語などからと言われています。
ただし、その情報は2021年までのもの。
最近の情報を聞いてもまったく違う答えを返す場合もあるようです。
これが今の所「わからない」と返してくれないのも1つ難点。
真実が何かますますわからなくなりますね。笑笑
(わからないと言えないAIもなんだかかわいく思えるのは私だけ?)
情報が2021年までという事は、
最近の事を聞いても「適当な答え」が返ってくる事もあるらしい。
つまり、AIの情報をそのまま使用するのではなく、
確認作業やや参考程度に使用する事が良いとのことでした。
考え方
メカニズムを踏まえた上で、考え方について解説していきます。
3つポイントとしては
・可能性を適度に狭める
・聞くのではなく、命令する
・書き手、内容、読み手を意識する
Chat GPTを有効に使用していく上で必要な考え方になります。
可能性を適度に狭める
膨大な情報から、あなたが必要な情報が欲しいと思ったら親切になる事が大事です。
「この分野のこの情報が欲しい」と丁寧に伝える事がポイントです。
例えば、
「くろねこを説明して」と伝えたとします。
→黒い猫です→黒猫?
→運送会社の→クロネコヤマト?
このように、情報の範囲が広すぎてALは絞り込めません。
これが狭すぎても必要な情報が得られない事もあるそうです。
例えば、
「◯◯駅前にある物」と伝えても、
◯◯駅前という範囲が狭すぎて、情報が出てこないとの事。
ですので、「適度に狭める事」狭すぎず、広すぎず、AIには適度が良い。
これは何回か使ってみないと「適度」は難しい印象でした。笑笑
聞くのでなく、命令する
Chat GPTはあなたのアシスタントです。
なんでも教えてくれる先生ではありません。
自分でその情報が正しいのかどうかは確認し、あくまでも決定するのはあなただという事です。
たくさんの情報から適度に命令して、得られた回答でも、
9割正解、1割不正解なんて事もあります。
この1割よってに痛い目にあわないように、確認しましょう!
ここでのポイントは(マインド)
・知っている分野の確認
・大雑把な情報の確認
・自分で確認
責任はAIではなく自分です。自分に返ってくる事をお忘れなく!
書き手、内容、読み手を意識
AIはネット上や書籍、人からインプットされた情報から答えていると説明しました。
AIに対するその命令が誰に向けたものなのか、
その内容は誰視点なのか、
読み手はどう感じるか、
なども考慮しながら活用しましょうとの事でした。
Chat GPTの上手な使い方
ここからは、Chat GPTの得意不得意をみて、上手に活用していきましょう!
上記にも少し説明しましたが、情報が2021年までである事やパラメーター175億個など、
この中から必要な情報をあなたに伝えてくれているわけです。
人にも得意不得意があるように、AIにももちろんあります。
この世に完全完璧な物は存在しません。
苦手な事
Chat GPTの苦手な部分は大きく3つあります。
①ファクトチェック
②数学の計算
③日本語
意外だなと感じたのは、数学。
説明を聞くとなるほど〜と思いましたので、1つずつ説明していますね!
ファクトチェック
ファクトチェック、日本語では「真偽検証」とも言います。
2021年までの情報から回答している事は何度も言いましたが、
その回答が正しいか間違っているかはAIにはわかっていません。
命令された事から、インプットされている情報に該当するものを選んでいるようなもの。
だから、情報として出すかどうか最終的な決定は自分でする事が大事になります。
数学の計算
人間であれば、
1+1=2
ここに0がつくと、10+10=20
という「計算方法」を学べば答える事ができますよね。
他にも、100円を5人で分ける場合
100÷5=20
1人20円ずつだと平等に分けられるという計算方法を学びます。
これがAIの場合、(100円を2でいくらづつになるかと聞くと?)
「AIに90円、残りの10円はあなたに。」
というような平等ではなくただただ分けるといった回答になる事があるのだそうです。
なぜ、こうなるかと言うと
数字を1つ1つ変えて覚えさせるのに、膨大な時間と量がかかるからです。
「計算方法」を知らないので、情報を伝えないと答えられない。
つまり、1+1=2 1+3=4 …と1つずつ地道に教えてあげないといけないので、
AIは計算や化学なども苦手という事になります。
この説明を聞くと、なるほどな〜と納得しましたし、
やっぱり完璧な物って存在しないんだなと感じました。
日本語が苦手
日本語は世界の中でも、特に難しい言語と言われていますが、
AIにも日本語は苦手だそうです。
その他、有名な論文など世界中の人に読んでもらおうと思った時に使用する言語は、
やはり英語でしょうか。
世界の3/4は英語で書かれた論文なのだそうです。
小さな島国に言語を合わせるよりも、世界共通言語の方がAIには優しいですね。
得意な事ももちろんあります!
得意な事は4つ。
ここを活かして、どんどん活用してください!!
・編集
・フィードバック
・ブレスト
・プログラミング
カタカナばかりですが笑笑
1つずつ説明していきますね!
プログラミングはご存知でしょうか?
簡単に言うと、コンピューターに指示を出す事。
まさに、Chat GPTそのもの。
例えば、「◯◯のWEBサイトをHTMLで書いて」と命令すると、書いてくれる。
私自身WEBサイト制作をしていますが、HTMLなどの専門的な知識はありません。
無料のテンプレートやワードプレス内での制作しかできません。
ここを外部にお願いすると、費用もかかりますし時間もかかります。
これだけでも、AIがやってくれると随分仕事も捗りますね!
また「デバック」と言って、間違い(バグ)を見つけて修正する事を言います。
それが、だた修正してくれるだけでなく、その場所まで教えてくれるみたいです。
ここまでやってくれるなんて、本当に仕事がなくなってしまう方もいらっしゃるだろうなと
勝手に感じてしまいます。
安定=衰退といわれますが、
今波に乗っている方でも、世界が変われば環境も変わり、
状況も変わってきます。
いつまでも変化しない、安定した仕事も場所もないって事ですね。
もう一つは「学習」です。
例えば、
「クレイを学ぶための、最初のレッスンをやってください」
※本編では、「Pythonを学ぶための最初のレッスンをやってください」でした。
レッスンは、ある情報をまた別の方や方法で伝えていく事とすると、
AIにある程度型をやってもらえると、効率が良いですね!
1からスライド作成や、構成を考える時間が省けて別の事ができます。
やっぱり、これからどんどん活躍しそうですね。
最後はブレストです。
ブレストとは「ブレインストーミング」の略で、
1つテーマに対して、多数のアイデアを出し合う事。
例えば、
「◯◯セミナーのタイトルを5つ考えて」
「◯◯セミナーの構成案を考えて」
「◯◯の前書きを考えて」
など、1つセミナーに対して各項目のアイデアもAIが出してくれます。
大勢で集まり、意見を集め、まとめなくてもAIがいればすぐに解決してくれますね!
Chat GPTを利用する時のおすすめのテンプレ
こんな内容もありました!
テンプレ、あると嬉しいですよね笑笑
AIに対して、
①あなたはXXXです
↑「書き手」の設定
②◯◯◯をしてください
↑内容の設定
③ただし、以下の制限に従ってください。
・AAAAAAAA
・BBBBBBBB
↑「聞き手」の設定など
これをある文章にすると、
①あなたはコピーライターです。
②子育てブログの題名を5つ考えてください。
ただし以下の制限に従ってください。
・30代に人気が出そうなもの
・20字以内
・やさしくて、やわらかい雰囲気のもの
という感じでテンプレに沿って命令すると答えてくれます。
その回答がこちら、
・ままのこころ
・にこにこ子育て
・笑顔の育児
・はぐくみ日和
・ママのおてがる
この5つです。なかなか良いと思いませんか?
最後に
今のChat GPTは、
GPT3.5 + 人によるトレーニング = GPT4
これが最高レベルです。
4という事は、1もあり2もあり3もあり…
進化してきているという事です。
これまで説明してきた内容はGPT-3.5。
GPT-4になると情報量が1兆個となり、
さらに強力な文章力と理解力。
画像も理解でき、数学力や日本語力も大幅アップ。
プログラミング力もアップしているそうです。
もちろん2021年以降の情報も入力されていきます。
このGPT-4へのアクセスは可能ですが、
今のところ月額$20で回数制限付きという条件があります。
これらを踏まえて、
これからは「ChatGPTとうまく共存するしかない」と言われていました。
でも、ChatGPTが先生になる日はまだまだなんだとか。
世界でもこのAIに対していろんな意見もあるようです。
未来ではAIが先生で教育も大きく変わってくるのかもしれませんね。
「身代わりになれるが、体験はさせてくれない。」
星校長が最後に言っていました。
どんなにAIが進化しても、教育の中には体験も必須。
子供とのつながり、
子供の有能感(できる感)
子供の自発性(自分から感)
は心の3大欲求であると言います。
ここはAIにはできない所。
親や先生など大人が伝えてあげないといけない部分ですね。
次回は「ステンフォード式 科学的子育て」を学んでみようと思います!
お楽しみに〜♪